2011年05月03日

最後のキス

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【あらすじ】
ステファノ・アッコルシ、ジョヴァンナ・メッゾジョルノ、クラウディオ・サンタマリアらスターが揃った2001年の大ヒット作。30歳を目前にして、揺れ動く男4人と恋人、その親たちの心情をリリカルに描く。01年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞など5部門を制した。監督は、『幸せのちから』でハリウッドに進出したガブリエル・ムッチーノ


10年後の続編『もう一度キスを』の原点となった大ヒット作。

これやはり2本両方観ておくべきですね。

本作のほうが映画的には断然いいです

出演した男優たちがこの10年(そしてこれからも)イタリア映画界をになってきたことは確かですよね。イタリア映画好きなら「観ておくべき一作」ではないかと思います。DVDなってますか?なってないのなら今回観ることができて本当によかったです。


映画的には、編集がいいですね。思い出そうとしてもう忘れてるんですが
何かのシーンから急に誰かがドアをバンッと開けて入ってくるカットに変わるところなど
格好よかったです。背景の音楽が急に変調をきたして音量をあげてカメラが宙に泳いで暗転したり、車が道路ですれ違ってアッコルシから義母に場面が展開したり、台詞のテンポやカットのつなぎの
間が絶品。長くても観ていて飽きないのは語り口にあるのかなと思いました。


内容的には、ステファノ・アッコルシ演じるカルロに共感できるか、「ええかげんにせえよ」と思って呆れるかで評価は分かれると思います
劇中、カルロがハンサムだという台詞が結構出てくるんですけど、俳優としてはおいといてアッコルシをハンサムだと思わない私にとっては、なんでこの男がこんなにモテるの?と疑問でありました


『最後のキス』115分

『もう一度キスを』139分

115分+139分=254分もおばかなカルロにつきあわされてしまったというのは私の結論。

しかもおばかなのに結局一番おいしい思いしてるってのも気に入らないわ
メッゾジョルノが出なかったのなんとなくわかるな。
(ただスケジュール的な問題かもしれないけど)いまやイタリアを代表する女優となったメッゾジョルノは、この女性演じることに何の興味もそそられなかっただのだろうな、と勘ぐってしまいました。ま、アッコルシとプライベートでも別れてしまったしね


メッゾジョルノって本当にきれいだなあ、私生まれ変わるならこういう顔になりたいな


ほかにも10年後の『もう一度キスを』では、ピエル・フランチェスコ・ファビーノの出番が増えていて、俳優たちの力関係が出番の多さに反映されてるようなところを「勝手に」想像して楽しみました。

それからセルジオ・カステリット様がさらっと出演していい味を出しているのも素敵です

posted by マヤ at 11:39| Comment(0) | TrackBack(1) | イタリア映画祭2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もう一度キスを

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長すぎだと思います
posted by マヤ at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア映画祭2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

星の子どもたち

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【あらすじ】港湾労働者がクレーンから落ちて亡くなる事故が発生する。こうした事態にきちんと対処しようとしない政治に反発して、同僚の港湾労働者、失業中の教師、刑務所から出所したばかりの元詐欺師の寄せ集め集団は、未亡人に渡すお金を作るために大臣を誘拐しようとするが…。


イタリア映画界もわりと狭い世界でまわっていますよね。女優さんはまだ分散していると思うけど
男優は何人かでまわしてるなあと。この映画もどこかで見たことがある俳優さんたちがいっぱい出てきます。

コメディなので気楽に見ることができるのですが、描いている現実は相当厳しい。

何年か前から失業問題、リストラや若年層が正規職員になれないという題材はイタリア映画によく出てきましたが、(その後日本も確実にこういう時代に近づいている)この映画はまさにそういう人たちが大臣を誘拐して身代金を得ようとする話です。

現実どおりに描くと暗くなるのをコメディ仕立てにしているけど、閉塞感にさいなまれる「今」のイタリアの空気は痛いほど伝わってきました。


今年のイタリア映画祭は、ゴリさん(ピエロフランチェスコ・ファビーノ)イヤー。
来日ゲストのなかにリスとアップされていたかは知らないけど、ゴリさん、ゴリさんの毎日。
スクリーンでも濃いし、本物がいたらもう寝ても冷めてもゴリさんだよ、強烈!なんて思ってしまいました。でも、本物は意外と渋くて素敵な気もしますがね。

この映画では汚なくてサエないゴリさんが見れますが、コメディもうまいです。


ラストがいいんですよね。私、この映画の大臣(本当は○○だけど・・・)みたいな人になりたいと思いました。役職じゃなくて、人として、ね。


posted by マヤ at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア映画祭2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぼくたちの生活

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あらすじ
ローマ郊外の建設現場で働くクラウディオ(エリオ・ジェルマーノ)は、妻と子ども2人を溺愛し、3人目も間もなく授かる幸福な生活を送っていた。しかし、ある不幸が家族を襲い、生活は一変してしまう。


エリオ・ジェルマーノがカンヌで主演男優賞をとった作品。
ダニエーレ・ルケッティ監督は、前作『マイ・ブラザー』が東京国際映画祭で上映されたときに
なぜか(笑)来日し、(WORLD CINEMAの枠で来日する監督めずらしいので)その時にエリオのことを若いのにインテリジェンスにあふれる俳優と絶賛していた。よっぽど気に入ったのか本作でも起用。作品の出来もすばらしかったです。3日にも上映ありますので是非。

エリオは、私、ルイジ・ロカーショとキャラがかぶる俳優さんだと思っています。

小柄であること(笑)、人の善良な部分を体現できる、観客がスクリーンの彼を何があっても道をはずさない人だ、と、全面的に信じることができる、そんな安心感を抱かせることができる俳優だと思うのです。もちろんそれを裏付ける確かな演技があってのことですが。


この物語は、構成がすごく上手だと思いました

伏線をちゃんと張っていて、サスペンスタッチで観客に不安を抱かせています。

最初にビルで死んだルーマニア人の警備の男の話をもってきて、彼の妻と息子を登場させる。

納期が厳しい下請けの建築仕事を途中で引き継ぐと手抜き工事が発覚、金銭的にも追い込まれていくのですが、

この話をどうやって最後まとめるのかな、すみません、あまりよい見方ではないのですが、
そんなこと考えながら見ていました。

ルケッティ監督は、来日したときの話ぶりからすごく愛嬌があってユーモアもあって話好きな人
という印象でした。マイ・ブラザーもコメディタッチな作品だったし、

絶対に暗いラストにはならないだろうという確信があったので、

ここまで主人公を追い込んでいって、どう希望を持たせるように話をまとめあげるのだ?

と考えながら見ていたのです。

そうしたら、「そうきましたか」という展開がやってきます。

この終盤の展開をみていて、まあ、無茶苦茶だけど、転んでもただでは起きない

ローマの人たちの逞しさで解決するということだろうか。

ほとんど無法地帯なんですけど(笑)、このしたたかさ、

きれいに生きることを潔しとする、日本の武士道的な生き方はそれは美徳なんですけど

泥臭いのもまたよし。そんな気持ちにさせてくれます。



それからお兄さん役でラウル・ボヴァが出演しています。
すっごーーくハンサムな人なのに、さえないアニキ役を好演しておりますので
マイ・ブラザーの時から引き続き、エリオ君の兄弟にどうしてハンサムな人をもってくるのかなあ
ルケッティ監督は。

posted by マヤ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア映画祭2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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