
フランスの文豪A・デュマによる原作を、イタリアの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディがオペラ化。それを85年にフランコ・ゼッフィレッリが映画化したのが本作ですが、数あるオペラの中でなぜにこれを映像にしたのだろう?
短くて話がわかりやすいからなのか?
ともあれ、ああー、椿姫ってそーゆー話なの、そうだったのねー、ふむふむ、と初めて知った私のような初心者には、最高&最適の教材でした。
歌がどうとか、舞台と比べてどうとか、出演しているオペラ歌手の力量やら、その辺に関しては私は全然わかりません。唯一舞踏会のシーンで聴いたことがある曲が1曲あったっけな、程度。それでもこの映像が見事なことはわかります。撮影を担当したエンニオ・グァルニエリによる映像は本当に美しい。
テレサ・ストラタスは本当のオペラ歌手で女優ではないので「高級娼婦」としての美しさを出すためにこのようにぼかしたような映像になったのでしょうか。クリアではないけど、この映像がこの映画の優雅さを引き立てると思います。

そして映画を見終わった後に、いろんな人のブログやら映画紹介の記事を読んで、男性がプラシド・ドミンゴだったことを知ったのでした。
えええええええええええっーーー、若い!そしてすっごいハンサム、今とぜっんぜん違うじゃん。
ああ、びっくりした。
でも、悲恋とはいってもですよ、自分に着せられた汚名は、彼女が生きているうちに一応晴れたのですから、救いはあるんじゃないかなんて思いました。童話の「人魚姫」のほうがもっと悲惨なラストだったよなあ。

それにしても、「そんなことひどいーーーーわ♪」「君には失望した、騙された〜♪」という台詞というか歌、ふと冷静に日本語に置き換えると、どうしても吹き出してしまう私。ああ、やっぱりオペラ向いてないのかも。
椿姫について、詳細を知りたい方は、以下のサイトをご参照くださいませ。
『ラ・トラヴィアータ』参考サイト
http://homepage2.nifty.com/pietro/storia/verdi_traviata.html
ちなみに『椿姫』 2006年6月にhttp://t.pia.co.jp/news/met/la_traviata.jsp
NY.メトロポリタン歌劇場による来日公演があります。チケットはとんでもなく高いですし、(もう売り切れてるかもしれませんが)、もし行かれる方がいらっしゃるのなら、感想聞かせて下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トラヴィアータ/1985・椿姫 (1982)
監督:フランコ・ゼフィレッリ Franco Zeffirelli
原作:アレクサンドル・デュマ・フィス Alexandre Dumas Fils
脚本:フランコ・ゼフィレッリ Franco Zeffirelli
撮影:エンニオ・グァルニエリ Ennio Guarnieri
美術: フランコ・ゼフィレッリ Franco Zeffirelli
音楽: ジェイムズ・レヴァイン James Levine
演奏: メトロポリタン歌劇場管弦楽団
出演:テレサ・ストラタス Teresa Stratas
プラシド・ドミンゴ Placido Domingo
アラン・モック
【フランコ・ゼッフィレッリの最新記事】





伝説のスカラ座1955年のヴィスコンティ演出、マリア・カラス主演の『トラヴィアータ』が映像化されなかったのが、文化的損失なんですよー。
その上演の際のヴィスコンティとカラスのショット。
http://www.comune.parma.it/pigorini/verdi/visconti/stampa/img9-g.jpg
ゼフィレッリは、師が果たせなかったか、或いはあえてやらなかったオペラの映像化を実現したかったのでしょうね。
私は正直言って、苦手な映画です…。
表面だけきらきらの感じがするからかな。
いや、本当にオペラはよくわかんなくても、興味をそそる組み合わせです。文化的損失、おっしゃるとおりだと思いますねー。
表面だけきらきらの感じ・・・
それはゼフィレッリ作品すべてに共通しませんか(笑)?