2006年03月22日

3月25日よりロードショー『リトル・イタリーの恋』

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【あらすじ】
1950年代のオーストラリア、イタリア移民居住区を舞台にしたラブファンタジー。南イタリアの海辺の村でロゼッタ(アメリア・ワーナー)は1通の手紙を受け取る。オーストラリアに住むイタリア人青年アンジェロ(ジョヴァンニ・リビジ)
からの結婚の申し込みの手紙。しかし同封されていた写真は地味なアンジェロとは正反対のハンサムな弟ジーノの写真だった。
ロゼッタはジーノをアンジェロと思い込み、遠く離れたオーストラリアにやってくる。

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【解説】
『シャイン』『君に読む物語』の脚本家、ジョン・サルディの初監督作。『きみに読む物語』も『シャイン』も、純愛映画ですよ。
今どきこんなクラシックな心温まるストーリーを書くとは、この監督はきっと古風な家庭で両親の愛情をいっぱいに受けて育ったに違いありません。か、全然逆でこういう話を書いてるのかどっちか。
50年代という設定は監督のおじいさんの時代のことだそうですが、オーストラリアに初めてエスプレッソマシンが届いたのは監督が5歳の頃の実話。
そんな自分のルーツへの愛と敬意が溢れている、ほんとにほほえましくてほんわかした気分になるおすすめの作品ですよー。デートムービーにも最適です。
なんたって原題がLOVE'S BROTHERなんですから、原題もかなりベタですね。いーんですよ、いーんです。こーゆーアモーレな映画大好きです。

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右がアダム<おとうと>ガルシア、左はジョヴァンニ<にーちゃん>リビジ

この映画の注目点はこれから人気が出そうな若手俳優が出ているところです。
ハンサムな弟ジーノ役のアダム・ガルシアは、73年シドニー生まれ。本国ではミュージカル俳優として大人気らしく、『グリース』の舞台ではジョン・トラヴォルタの再来と絶賛されたという。ジュード・ロウやオーランド・ブルームも出演していた『オスカー・ワイルド』で映画デビューを果たし(全然記憶にない。どこにいたんだ?)その後『タップドックス』に主演、『コヨーテアグリー』でハリウッド進出済み。
ガルシアという名前からしてイタリー系よりもスペイン系のような気がしますけど、ヘイデン・クリステンセンの髪の色を黒くしたような甘いマスクで、長身で歌と踊りができるなんて神様は不公平ですよ。
本当に映画の最初から最後まで「きれいな顔してるわねー」と惚れ惚れしてました。
どうしてもイケメンを熱く語ってしまいますけど、彼と相性抜群の美少女についても触れておかないと。こちらは黒髪だからラテン娘かと思ったらなんとイギリス人のアメリア・ワーナー。

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ナタリー・ポートマンのような品のある美しさで、お伽話みたいのプリンセスのような役にピッタリです。
ふたりともイタリア人じゃないところが面白いですね。

とはいえ、アメリア・ワーナーはコリン・ファレルと01年に電撃結婚し、4カ月でスピード離婚した経歴の持ち主。
かわいい顔と裏腹な素顔の持ち主のようで、実は現在公開中の『イーオン・フラックス』にシャーリーズ・セロンの妹役で出演してるんですが、全然似てない上に、スタイルもサイボーグのように完璧なセロンと並ぶと見劣りして、髪型もヘンなせいかイマイチなんですよ。この映画では、本当にキラキラ輝いているんですけどね。

さて、遅ればせながら主役アンジェロを演じるジョバンニ・リビジはイタリー系。ケイト・ブランシェットと共演した『ヘブン』の警察官が素晴らしかった。オーストラリア移民としてなまった英語を話しているんですけど、なんだかその英語、すこし訛りすぎで、作りすぎじゃないですか?
もてない感じを一生懸命かもし出してるのはわかるけど、もっと自然でもよかった気がします。
兄弟思いのところがステレオタイプなイタリアらしくて(笑)楽しめました。


この映画のツッコミどころとしては、

(ココからネタバレ注意)ロゼッタは運命を感じたとかいって、結局は顔で選んでるだけだろ!っつーところと、
女の視点からすると、一度弟とあんなにラブラブだった時期があって、その次にその選択・・・ありかい?
だって後々、顔合わして気まずくないか、というしょーもなく現実的なこと考えてしまうわけですよ。
えーえー、おとぎ話に真面目にツッコミ入れるなんて楽しみ方をわかってないですね。

(ネタばれ以上)

まあ、こんなこと考えたらこの話は楽しめません。あくまでお伽話ですから、ラストもお伽話として素直に感動しましたよ。
久々にさわやかな映画観ました〜。
オーストラリアの原っぱはとっても殺風景で、ロゼッタの故郷イタリアの街並みの重厚な雰囲気と好対照でした。
南イタリアという設定ですが、実際にロケしたのはCivita di Bagnoreggioというローマの北に位置する村だそうです。
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対するイタリア人居住区は、メルボルンから北西に約120kmのデイルスフォードとヘップバーン・スプリングス。特に後者は1880年代からのリトル・イタリーの歴史をもち、当時の建物が多く残っているという。

ついでにエンディング曲『嵐の彼方に』を歌うのは、テノール歌手マルセロ・アルバレスとサルヴァトーレ・リチートラ。
こちらはふたりがデュエットというアルバムで共演したときのジャケ写真jacket_m.jpg


私の採点:★★★(4つでもいいくらい、ふつーに楽しめるオススメ映画です、ほら、公式サイトでは琴欧州もハッピーになったって・・・だからなんなんだ)

3月25日(土)より シャンテシネにてロードショー(以降順次全国公開)

【参考サイト】
日本語公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/little-italy/
公式サイト英語:http://www.lovesbrother.com/
アダム・ガルシア公式サイト:http://www.adamgarcia.com/


サウンドトラックも発売されています。






posted by マヤ at 11:27| Comment(0) | TrackBack(8) | イタリア映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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