2006年04月01日

トスカーナの休日(UNDER TUSCAN SUN)

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イタリア映画じゃないんですけどね、番外編。
題名のごとく美しいトスカーナも楽しめますし。

女性監督オードリー・ウェルズによる初のメジャー監督作。
原作は、女性作家フランシス・メイズの『イタリア・トスカーナの休日』。オードリー・ウェルズは脚本まで担当していますから、なにかしら主役の女性と重なるところがあったのでしょうかね。DVDのメイキングでインタビューに答えいますけど、美しい人です。女優さんでもいけます。
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えーえー、まあ、だいたい30独身女がイタリアに憧れるっていうのは、世界共通ってことなんですよ、えーえー。この映画を許せない男性諸氏、この映画を「イイ!」と絶賛する女子を許してやってくださいよ。えーえー。イタリアを舞台にした名作へのオマージュもちゃんと捧げているし。

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『ローマの休日』のヘプバーンが着ていた衣装ってこんなだったよね

しかも、最高に美しいイタリア男ラウル・ボヴァが出てくるんですから、トスカーナの風景とともに、目の保養になるってもんです。しかも名前がマルチェロ・・・、まんまじゃん!なんのひねりもないところも笑っちゃいます。ラウル・ボヴァってもしかしてコメディセンスがあるんじゃないでしょうか。私がこの映画で一番笑ったのは、マルチェロがフランシスに(勝手にイタリア語読みのフランチェスカにいいかえてるのも笑った)いうくどき文句ですよ。

You have a beautiful eyes. I want to swim inside them.
え? 君の瞳の中で泳ぎたいですって?
・・・・・・・・・・・・わはははははは・・・・・・・・・

いまどきこんな台詞オースティン・パワーズでもいわないだろーに

でも、ね、ラウル・ボォバは本当に水もしたたるいい男ですから、いいんですよ。おかしくないですよ、歯の浮くような台詞もね。

が、ここでひとつ付け加えないといけません。

彼のプロフィールを読んでみたら、なんと!水泳選手だったんです。しかも16歳のときにイタリアのジュニア大会で優勝しているほどの実力の持ち主。正真正銘、将来を嘱望されたスイマーだったという。。。が、なぜ俳優に・・・ええ、こんなハンサムなら俳優でもモデルでもなんでもやってくださいよ。
おそらく、それをパロディにした台詞ではないかと。
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ワンコになりたい


それに、その後彼との海岸でのキスシーンの背景が、めまぐるしく変化して昼からサンセット、ついには満天の星空に変わったりするの、いやあ、30過ぎの女の妄想って本当にこわいですね(苦笑)。あそこは心から爆笑しました。

このラウル・ボヴァ、『エイリアンVSプレデター』に出演したようですね、さっそく見なくちゃね(苦笑2回目)。
また『向かいの窓』(イタリア映画祭2004で上映)という映画で、『私の心の中の獣』でヴェネツィア映画祭主演女優賞を獲得したジョヴァンナ・メッツォジョルノと共演しています。眼鏡かけて美しい顔を隠しているんですけど。それでも美しいのが隠せないところが素晴らしいです。

彼については結構詳しいトリビアを見つけたので、また別の日に。

と、肝心の映画についての解説が全くないまま(淀川長治さんが日曜洋画劇場で、しょーもない映画のとき、俳優の話しだけしたのを真似てみました)、今日は失礼いたします。

あ、でも普通に楽しめる映画でしたよ。


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このワンピースは素敵でした。髪型は『旅情』のキャサリン・ヘプバーン風

おっと、最後にひとつだけ気になったことを。
ウィーンとヴェネツィアを結ぶ鉄道を走らせるためにレールを敷いたという話がでてきました。2つの国にまたがる架け橋という意味で映画に使っていましたが、それってどうよ?おそらく、ヴェネツィアがオーストリア(正確にはオーストリア・ハンガリー帝国)の支配下に置かれていた19世紀に引かれたレールでしょう。その後イタリア統一運動(リソルジメント)によりヴェネツィアは、オーストリアと戦ってその支配下から脱し、イタリア王国に編入される。それで国境を越えた鉄道の建設がストップしたのではないかな、と思うのです。それが人と人を結ぶ心の橋というたとえで使われていたのは、誤った解釈以外のなにものでもないと思いました。

【参考サイト】
オフィシャル・サイト(英語)http://tuscansun.movies.go.com/main.html
オフィシャル・サイト(日本語) http://www.movies.co.jp/tuscan/index.html
ラウル・ボヴァ公式サイト http://www.raoulbova.it/

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『トスカーナの休日』(アメリカ、2003、113分)
監督&原案&脚本(うわぁ、力入ってますね): オードリー・ウェルズ Audrey Wells
原作: フランシス・メイズ Frances Mayes  『イタリア・トスカーナの休日』(早川書房刊)
撮影: ジェフリー・シンプソン Geoffrey Simpson
音楽: クリストフ・ベック Christophe Beck
 
出演: ダイアン・レイン Diane Lane フランシス
サンドラ・オー Sandra Oh パティ
リンゼイ・ダンカン Lindsay Duncan キャサリン
ラウル・ボヴァ Raoul Bova マルチェロ
ヴィンセント・リオッタ Vincent Riotta マルティニ
posted by マヤ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(1) | イタリア映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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トスカーナの休日
Excerpt: 失意の中にあったフランシスだが、トスカーナの明るい太陽の下で友情や家族を新たに見出す。 2003年 アメリカ コメディ、ヒューマンドラマ、ラブロマンス 2005年10月8日 監督・脚本 オードリー・..
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Tracked: 2006-04-05 09:15
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