2007年05月12日

『犯罪小説』Romanzo criminale

romanzoall.jpg

ここ2,3日で『犯罪小説』のDVDを観おわりました。やっぱり映画って2回みるとだいぶ理解が深まりますね。

1回目みたときより、2回目のほうがいい作品だなと思った。
とにかく役者さんたちの演技がみな素晴らしい。
若い同世代の人たちがお互い刺激しあってて、競ってるのが
よおーくわかるんです。ステファノ・アッコルシとキムロッシの尋問シーンも2回目にみたときのほうが臨場感あって見入りました。
ステファノ・アッコルシ、腹黒い役が意外にハマッててよかった。
彼は悪役いいんじゃないですか。実は腹黒いんじゃないの。
エリオくんのネズミ役と緑の帽子もツボ(笑)。
音楽もヨシ。

なかでも、『007カジノロワイヤル』(台詞ないんだよー、ひどい役だよ、かわいそう)に出ていたクラウディオ・サンタマリアがよかったです。眠そうな顔してるけど、演技がさりげなくて、知的な雰囲気もあって。
claudio.jpg
うわ、超いい人そう!

ピエルフランチェスコ・ファビーノもよかった。(通称ゴリ・・・と私が勝手に名づけている)

さて、ではなぜこの映画を私がイマイチ評価しないのかというと、
映画として新しくないから です。
発見がないというか。
驚きがないというか。

ラストは韓国映画の『友へチング』みたいだし、アッコルシと娼婦、サンタマリアの関係と映画のオチは『LAコンフィデンシャル』みたいだし、キムロッシとジャスミンのロマンスの最初の出会いがロミオトジュリエットみたいで現実はなれしすぎだし、なーんかどっかのギャング映画でみたような設定が多すぎて、”焼きまわし感”が付きまとってしょうがなかったんですよ。

それがマイナスポイント。

あと、ミスターXみたいな人、あの人たったひとりで何をしてるんだという。街のギャングたちはギャングたちは意のままに操っておいて、アルド・モロの居場所をギャングたちに探させてる。。。
それでベルリンの壁がもうすぐ崩壊するんだ、なんて情報ツウを気取ってましたけど、そんな情報網があって、どーして自分の国の首相であるモロが見つけられないんだ!!!

とまあ、陰謀説を描くなら、もっと掘り下げてほしかったです。

それから、娼婦を演じた最高に色っぽかったアンナ・ムグラリス。
DVDよくみてたら、声が吹きかえっぽかった。
あの色っぽい低い声は本人じゃないのかも。フランス人だし。
一応口は台詞を言ってるけど、アフレコになってたみたいでした。
anna.jpg
超うつくしい!かっこいい、大ファンになりますた。
シャネルのモデルさんでもあるのですね。

メイキングで、キムロッシがジャスミンの目の前で逮捕される
シーンがあるのですが、キャミソールを着ているジャスミン。
ボクサーパンツみたいなキャミとおそろいのパンティを履いている下半身までメイキングでは写っていまして。
ふとっちょ(笑)なんです。むちむちしてて、かわいいんですけど。
というマニアックなところに注目してしまう私でした。

ちなみに、この映画のカメラマンもルカ・ビガッツィなんですね。

【関連過去記事】
http://myvoyagetoitaly.seesaa.net/article/35745228.html


この記事へのコメント
こんにちは。TBコメント有難う御座いました♪
マヤさんの感想お待ちしておりましたよ!
そうなんですよね、映画って二度目以降色んな発見があったりします。一回観ただけでは解らないところも・・特にこの作品。。
実は私、自分のとこには偉そうに感想書いてますけど途中から人間関係が良くわからなくなってました(爆)。あだ名もいかん・・(^^;) 確かに新しいものは無いですよね、むしろ古いタイプのギャング映画だと思います。悪い事してるんだけど人間臭いというか、人間味があるというのか・・。どちらかというと往年のドロン&ギャパン達が活躍していた時代のフランチ・ノワールを思い起こさせました。 もちろん当代のイタリア人気俳優を拝めただけでも大満足!
アンナ・ムグラリスは私も注目しました!素敵でしたよね?さすがモデルさん!何してもサマになりますよね〜そうですか、吹き替えでしたか・・劇場では気がつきませんでした。
私もDVD買おうかなぁ〜! 「気ままに生きて」がどうしてももう一度観たくてリーフリのデッキを手に入れたので、これも!と考え中ー!
Posted by マダムS at 2007年05月13日 10:07
こんばんは。
TB&コメントありがとうございました。
DVDをお持ちなんですね。
好きな映画は何度でも見たくなるものですが、やはり細かく見るなら2回くらいは見た方がいいのかもしれません。
私も、なんとなくはまれなかったのですが、それはただ単に俳優さんたちの好みだったのか、映画そのもののことだったのか実はよくわかってませんの。笑
個人的には演出かなと思ってるのですが、やはりチンピラとかギャングとかなら、とことん極悪非道者でないとはいっていけないかもです。人の良さがあるところがかえって安心できる要素かもですがね〜。
キムもどうせなら、もっと見るものを裏切って欲しかったかな。最期はちょっとむなしかったですけど、良い人に見える設定だからどうしても後味が悪いです;
今回映画祭で6本見ましたが、私は「家族の友人」がお気に入りです。「ミルコのひかり」も涙でした。
またよらせてくださいね。
Posted by シャーロット at 2007年05月13日 22:41
マダムSさま
お返事遅れてすみませんー
ジャスミンの件ですが、組織がほとんど牢獄に入れられた後、逃れたのがサンタマリアともうひとりのおぢさん(名前がわからん)。で、サンタマリアも殺されて、おぢさんがトップになったのに、キムが出獄してしまって自分の身が危ういと感じたから殺した。のではないかと。
でも、1回見ただけではさっぱりわかりませんよね。
ちなみにイタリアのDVDはPCで見れますよ。
私はそれでみてます。
Posted by マヤ at 2007年05月15日 11:52
シャーロットさま
これは映画祭の上映が決まる前に、イタリアで買って来てもらっていたのです。
「犯罪小説」は、タイトルどおり、小説なんだからドンパチあり、ロマンスあり、友情あり、と、そういう映画だと思ったほうがいいのかもしれません。
あんなに人を殺しておいて、普通の女性と付き合うっていう感覚はどうも理解しかねますよね。ミルコのひかりは見なかったのです。とってもよかったようですね。
公開まで待たなければ。
Posted by マヤ at 2007年05月15日 11:57
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