2008年11月10日

『ゴモラ』

今さらですが、東京国際映画祭の話題。

本作の監督、マッテオ・ガローネの来日が中止になってしまったのでテンション低ーく鑑賞。
また、カンヌで観てきた方から、「イマイチ・・・」という評判を聞いていたので、期待もしておりませんでした。

そのおかげか・・・、私は非常に感銘を受けました、本作に。
このブログでも常々書いてきましたが、イタリア映画祭の作品は作家性が強くて、どちらかというと内向的な作品が多い。それが悪いわけではないけど、毎年パスポートでほぼ全作観ている自分にとっては、観終わった後の感覚がみんな同じ・・・で、すごくマンネリだったのです。

もっと、こう骨太な社会派か、脱力コメディあたりがW
観たかったんですよー、私は。

そんな私にとっては『ゴモラ』は、待ってました!というズシリとくる作品でした。

ただ、映画の完成度としては、微妙なところもありました。
さまざまなエピソードが展開するのですが、おそらく原作を読んでいないと何がどう展開しているのか、日本人からするとわからないことが多いです。

それから「これがプロの俳優が演じていて、これはもしかして本物のマフィア・・・かいな」という各エピソードのリアルさの水準がバラバラのように思えたのが気になりました。プロの俳優さんはみなとても上手だとは思いますが、やはり本物の迫力には欠ける。声がつぶれて声帯を押しながら話をしていたヤバイ人いましたけど、どうやらアノ人、ホンモノだったそうで、明らかに違うオーラ出してましたから。ああ、コワイ。

今年のイタリア映画祭で上映された『湖のほとりで』で、刑事役を演じていた名優トニー・セルヴィッロが、本作で経済マフィアと呼ばれる一見ビジネスマン風のマフィアを演じています。それを観ながら、「この前は刑事やってたじゃん、それから、そのもっと前『愛の果てへの旅』では、マフィアにブルドーザーで釣られてたじゃん(笑)。なんて幅広い役者じゃ!」と、ひとりツボにはまってたのは、きっとマニアックなわたしだけだとは思いますがW。

これがドキュメンタリーだとあまりにも重くて誰も見る気にもならないし、ドキュドラマみたいなんですが、これが本作を映画として成立させるためのギリギリの線なのかな、だからあえてこのスタイルを選択したのだろうと思いました。


原作を読んだほうがこの映画より理解できると思います。

エンドロールを観ながら、これは映画としてどうこうより、
この映画で描かれた現実をより多くの人に知らせるために
ショーン・ペンは本作に賞をあたえたのだろうと思いました。

そんなショーンを改めてカッコイイと思いました。

本作の日本公開を切望します。






posted by マヤ at 19:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京国際映画祭2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

『8月のランチ』と『ゴモラ』


8月のランチ
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=11


ゴモラ

http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=163


みなさま、お忙しいとは思いますが、チケットが余っているかどうか知りませんけど、
もし観れるのなら昨日の『ビューティフルカントリー』の3本
すべて観ることをおすすめします。

どれか1本じゃだめです。
3本まとめてみると、とても興味深い。


キーワードは

「表と裏」

というところでしょうか。


詳しい感想はまた映画祭のあとにでも。

posted by マヤ at 01:19| Comment(8) | TrackBack(1) | 東京国際映画祭2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

ビューティフル・カントリー

http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=183

東京国際映画祭で上映されるドキュメンタリー
「ビューティフル・カントリー」

手持ちのビデオで撮影している本当に手作りのドキュメンタリー。
この映画ちょっと難しかったです。
まずカンパーニャ州という地名がいきなり出てくるんですが
そこってどこ?
という私にとっては話にすんなり入れません。

それから産業廃棄物工場で不正が起こっているのか、
ゴミの不法投棄そのものが問題なのか、
その区別がよくわかりません。

わかるのは、
追うもの(政治家であり検察、警察など)と
追われるもの(カモッラ?)
繋がっているんだ
という箇所

ダイオキシン入りミルクを飲んで次々死んでいく子羊たち。
汚染される土地。

何もしない行政。
⇒これが、、、信じられないの


posted by マヤ at 22:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京国際映画祭2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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